同一化でありながら差別化ノベーション(1873回)

同一化でありながら差別化ノベーション(1873回)

From 残間光太郎の"闘うものの歌が聞こえるか" by kotaro zamma

June 12, 2026 · 13 min · Season 1 · Episode 1873

About this episode

このエピソードでは、ファッションにおける同一化と差別化の役割について、平芳裕子教授の見解を探ります。

神戸大学大学院人間発達環境学研究科教授の平芳裕子( ひらよし・ひろこ)さんんのファッションの捉え方に目から鱗がおちる思いでした 曰く "哲学者であり社会学者であったゲオルク・ジンメルは、このファッションを、現代の社会に特有の現象とみなしました。" "ジンメルは、ファッションには同一化と差別化の作用があると考えました。 同じ時代、同じ社会を生きている人々と、自分も一緒に同じ感性を分かち合いたいという同一化の願望が一方にはあります。 他方には、大勢の人々のなかに埋もれるのではなく、自分は自分であるという気持ちを尊重したいという差別化の願望があります。 社会や集団に属する個を、一方で同一化させ、一方で差別化する。そういった同一化と差別化の無限反復的な運動が、ファッションなのです。" ここから私は思いました 1、パッションの源とファッション 2、パッションの源を外に見せるか否か 3、自分らしさは新しい共感 1、パッションの源とファッション 社会と自分とを、同一化と差別化を行ったり来たりしているのがファッション、という観点が、とても腑に落ちました それは、もしかしたら、自分自身の心の内面、つまり、パッションの源と、とても深い関係があるような気がしました 例えば、大好きパッションが強い人は、同一かや差別化は関係なく、「kawaii」が好きでたまらない。だから、それを着る。 利他パッションが強い人は、人のためになることをしたいので、同一性を重視した外観で接する、ということもあるかもしれないなあと また、個性パッションが強い人は、何よりも、他の人と同じじゃいや、他の人と違いを出すこと、つまり差別化に、力を注ぐかもしれません そして、成長・脱出パッションが強い人は、とにかく今への抵抗として、例えば、ロックスピリット溢れる、常識を覆すような格好をするかもしれないなと そんなふうに考えると、パッションの源がファッションを語る上でもとても大切になるというふうに思いました 2、パッションの源を外に見せるか否か ただ、心の中は、見えるわけではないので、見せようという気にならなければ、パッションの源と、ファッションに実は乖離があるということもありうるなと思いました それはある人は、オープンマインドで、自分自身を曝け出すことに、舵を切った人は、パッションの源をファッションにぶつけることに、価値を見出すし 逆に、その人がそんなことを考えているなんて、思いもよらなかったみたいなことがあるように、あえて、外にはおくびにも出さずに、粛々と、自らのパッションの源実現をしている。 そんなパターンがあっても良いかもしれないと思います…

People in this episode

Host: 残間光太郎

Guest: 平芳裕子

Topics covered

  • ファッション
  • 同一化
  • 差別化
  • パッション
  • 自己表現

Keywords

  • ファッション
  • 同一化
  • 差別化
  • パッション
  • 自己表現
  • オリジナリティ
  • 共感

Mentioned in this episode

Organizations: 神戸大学大学院人間発達環境学研究科

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