232 中勘助 銀の匙 160(後編14②)

232 中勘助 銀の匙 160(後編14②)

From われらの文学 レオンラジオ 楠元純一郎 by Leo_楠元纯一郎

May 28, 2026 · 22 min · Episode 2

About this episode

このエピソードでは、中勘助の『銀の匙』の後編を朗読し、文学的な解釈を提供します。

< 日の出ラジオ 我らの文学2 32 中勘助『銀の匙』 160 (後編 14② )> ラジオ収録20 260519 作詞作曲 楠元純一郎 OP「水魚の交わり」、ED 「遺伝子の舟」司会 なんだかんだぱんだ 楠元純一郎( 東洋大学教授・ 法学者) 中国語翻訳・朗読 レオー( 録音師・ 中国大慶美術 教師 ) 中国語監修 冯宪中(国際経済学博士) 朗読 ・読解者 松尾欣治(哲学者・ 神田外語学院社会学非常勤講師 )読解者 福留邦浩( 日本経済大学教授・ 国際関係学博士) 、沛公(立命館大学生)、胡さん・郭さん(神田外語学院日本語教育学学生)畠山(CUC中国語専攻・Kakehashi Studio)、稲本廉(神田外語学院大学院進学科学科長)李美松(両国京桜学院・両国進学塾社長)、宋さん、徐さん(楠元大学院生)。 <<37.4825万回突破記念!ありがとうございます!>> いつもかたくとざされてもの音もしない離れの障子があいて脇息に凭よつた老僧の姿のみえるのはこの頃である。 <とざされて→閉ざされて→完全に遮断されて。脇息(きょうそく)→脇において、もたれかかる安楽用具。 凭 →もたれる、よる。> 这样的时候,平日里静寂无声,似乎永远紧闭着的那扇偏房的木门便会打开,里面有一位老僧人倚在靠椅上。 離れのまへには老僧の秘蔵の牡丹の古木があり淡紅のひとへの花びらに芳しい息をふくんでふくらかに花をひらく。 <秘蔵(ひぞう)の→とても大切にして人にはあまり見せずに隠して持っている。 淡紅 (たんこう)→薄紅(うすべに)→紅色に白を混ぜたような色。芳(かんば)しい→香りがよいこと、好ましく立派な様子。成績が芳しくない。ふくらかに→肉づきがよく丸みがある、ふっくらとしている、ふくよかである。> 偏房前是老僧人秘藏的一棵老牡丹树,淡红色的单瓣牡丹饱满地开着,芳香扑鼻。 そこは狭い中庭をあひだに母屋とは弓なりの橋ひとつをへだてて、日あたりのいい縁のしたには秋海棠のひとり生えがしげり、むかつて左の端には青桐、右の端にははくうん木が涼しい蔭をつくつてゐた。 <母屋(おもや)→敷地内の中心となる家族の居住用の建物。縁(えん)→建物の端(はし)、縁側(えんがわ)。秋海棠(しゅうかいどう)→秋に咲くバラ科のカイドウに似た花。 ひとり生えがしげり →自然に自生すること。青桐(あおぎり)→日本三大美幹木(白樺(幹が白色、姫沙羅(ヒメシャラの幹は滑らかな赤褐色)、青桐(幹が鮮やかな緑色)。白雲木(はくうんぼく)→白い小花が房状に垂れ下がって咲く木。> 这里和狭小的中庭之间隔着正房,有一座弓箭形状的拱桥将此处与正房连通。朝阳的屋檐下长着一株茂盛的秋海棠,对面左边是一棵梧桐树,右边的一株玉玲花树撑起一片阴凉。

People in this episode

Host: 楠元純一郎

Topics covered

  • 文学
  • 朗読
  • 教育
  • 中国語
  • 日本文学
  • 哲学

Keywords

  • 中勘助
  • 銀の匙
  • 朗読
  • 文学
  • 教育
  • 中国語
  • 哲学

Mentioned in this episode

Organizations: 東洋大学, 神田外語学院, 両国京桜学院, 両国進学塾, CUC, 日本経済大学, 立命館大学

Books & works: 銀の匙

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